会社を去った
今日はコロナ禍にも関わらず、マネージャがほとんど揃い踏みしていた。おっとみんないるじゃねーか。しかもマネージャだけ。金曜日ということもあり、ほとんど皆が出社していないので、部下たちのちょっと気まずそうな感じ。やはりマネージャだけそろっていると妙な威圧感がある。
約30年働いた
マネージャとして赴任するとかなり居心地が悪い。いろんな眼差しを受ける。お前がマネージャで良いのか。こういう眼差しである。孤独との戦い。その中でも彼はそんな眼差しを一筋も見せることはなかった。一筋もである。
私が逆の立場だったらどうか。特に意地悪なことはしない。でも、余り関わらないような気もする。だって、言葉もやはりスムーズには繋がらないし、何か忙しそうにしているし、この組織のことがよくわかってないし。
攻撃的な眼差しを向けることは絶対にないが、まぁ、可愛そうな眼差しを向けることはあると思う。
彼はそんな目を見せなかった。いつも笑顔だった。
50歳を過ぎると人に優しくなれるんだろうか。
私は彼みたいになれるんだろうか。
すべてを受け止められる強さを得ることができるのだろうか。
そんな彼を見送る私の背中が寂しかった。
I really miss you.
そんな言葉が自然に出た。
コメント